60th anniversary
創業60周年を迎えて
創業60年
いごこちのいい家を 建てたいという一心で
三五工務店は2018年で創業60年を迎えました。1958(昭和33)年に創業者の田中藤雄が田中組として独立開業し、3年後には田中工業所を設立、1973(昭和48)年に株式会社三五工務店となりました。現社長が代表取締役に就任し1990年代には、日本の住宅は寿命が短く、国内の住宅メーカーには暖かい家に対する知識も技術も不足していました。当社では北欧をはじめとするヨーロッパの技術や建築精神を取り入れながら、高断熱・高気密の家づくりに挑戦しました。暖かくて快適で、寿命が長く、デザイン性も高い家づくりのために、時にスタッフ同士ぶつかりあいながら、とにかく前進を続けた時代です。
幸・夢・店
幸福と夢をかたちにする それが工務店の仕事
性能とデザインを追い求める中、2002(平成14)年には、現在も使用している「幸・夢・店」というキャッチフレーズを商標登録しました。「暮らす人の幸福と夢をかたちにするのが住宅である」という現社長の考えにもとづいた言葉で、住まう人、さらには従業員や取引先も含めて、すべての人が家づくりを通して幸せになってほしいという思いが込められています。「良いものをつくるのは当たり前。お客様のお役に立つことだけを考え、決して裏切ってはいけない」と現場に立ち続けた創業者の精神を受け継ぎ、地域の工務店としての使命を果たしてきました。
MADE IN 北海道
地域とともに、地域のために つねに新しい挑戦を
注文住宅に注ぎ込んできた知見の集大成として、デザイン性が高く、コストパフォーマンスにも優れた住宅を提供するため、2011(平成23)年から企画型住宅にも取り組んでいます。第4弾の「ソココ」ではグッドデザイン賞とハウスオブザイヤー・インエナジーのダブル受賞も果たしました。2014(平成26)年には、日本初の「全棟カラマツ宣言」ということで、道産材を積極的に活用していく姿勢を明確に打ち出しました。北海道のものを用いることで、お客さんに喜んでいただくのはもちろん、生産者や我々、ひいては地域全体が幸せになれるという「三方よし」の精神を大切にしています。新しい試みにはつねに逆風が存在しますが、地域に根ざし、地域のために微力ながらも取り組んでいくことが、工務店の使命だというのが当社の考えです。