道産材を多用した

自然素材の味わいが感じられる
フレキシブルな構成の空間

リノベーションでは、1階の空間構成を大きく変更。LDK以外の2部屋は1つの土間スペースにしました。まるごとリビングとして使ってもよし、ゆるやかに仕切った一方を仕事や趣味の空間としてもよし。将来的に二世帯で暮らすことになった場合は床材を入れて部屋にすることもできる、フレキシブルな空間となりました。また、もとのキッチンは独立していましたが、今回は土間から1段上がったところにダイニングとキッチンを並列に配置し、広い面積がより広く感じられるようなLDKに仕上げました。

このモデルハウスの大きな見どころといえるのが、三五工務店の新築住宅と同等のクオリティーを追求したデザイン性です。合板だった1階のフローリングは、無垢の突板に変更。もともとの梁と2階の床合板は現しにし、リビングの壁にはカラマツの針葉樹合板を張ることで、道産材に抱かれた落ち着きのある、時が経つほど味わいが増す住空間を実現しました。リフォームならではの、取り払うことができない柱の見せ方や照明にも工夫を凝らしています。外観もインテリアのテイストに合わせ、赤い突き出し壁やピンク色の壁は道南スギの板張りへ。これまでの形状はそのままに、自然素材の風合いを活かしたナチュラルな雰囲気に一新しています。