
江別市内の閑静な住宅地に、2016年春に完成したAさん宅。玄関を抜けると、眼前には大きな吹き抜けのあるリビングが広がります。「吹き抜けによって面積以上の広さに感じられるんですよね。これは想像以上でした」とAさん。
梁や天井には、独特の木目が美しい道産カラマツが使われており、空間に味わいをプラスしています。カラマツの地産地消をすすめる三五工務店ならではの提案です。
ダイニングテーブルに座るAさんの視線は、次に横長の連窓へ。窓の外では、中庭に太陽が降り注いでいます。「ここに座って、中庭を眺めている時間がとても好きですね。思いきって窓を横長にして、外の景色をたくさん取り込めるようにしてよかったです」
中庭自体もAさんの強い希望で実現したもので、そのためにコの字型プランを採用しています。性能やコスト面においては箱型に軍配が上がりますが、理想の暮らしを追い求めるのも注文住宅の醍醐味。三五工務店ではコストとデザインのバランスをとりながら、建て主の思いを見事にまとめ上げました。
中庭に植えられたばかりの木も、まだ小さなお子さんも、時とともに成長していきます。Aさんご夫妻のライフスタイルも、これから数十年先まで不変ではないでしょう。「だからつくり込みすぎないこともテーマにしました。今は最低限の床、壁、扉。今後の状況に応じて増やせばいいですし、それを楽しんでいきたいです」。
Report by Replan






