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暮らしのレポート

2017.09.28

広いバルコニーと大きな採光窓のある、 都市部でも明るく快適な3階建ての家

札幌市中央区・Kさん
リビングやバルコニー側から見たダイニング・キッチン。これら4つの空間が直線的につながっている。キッチン奥には小さなバルコニーもあり、奥さまがハーブなどのプランター栽培を行っている

札幌都心近くの住宅地に完成した、3階建てのKさん宅。1階正面には2台分の車庫、その少し奥に2・3階 部分を配置することで、車庫の上に広々としたバルコニーが生まれました。適度な高さのコンクリート壁に 囲まれ、屋外ながらプライベートをしっかり確保。奥さんは「暖かい季節はBBQですね。3家族はいけます (笑)。冬には子どもとかまくらを作りました」と、バルコニーで過ごす時間を楽しんでいるようです。

この土地を見つけ、モデルハウス巡りをするなか、ご主人のお眼鏡にかなったのが三五工務店の企画住宅「Tricoro2」でした。「吹き抜け部分の2面に設けられた大開口が気に入りました」。この企画住宅をベースにしつつ、3階建てのプランを採用したのは、背の高い住宅に囲まれた立地を考慮してのこと。2・3階の吹き抜けからたっぷりと光が入り、とても明るく、冬も暖かなリビング・ダイニングとなりました。

居住空間と車庫を一体化した3階建ての家の場合、1階は玄関と階段だけの空間になりがちですが、Kさん宅には和室と趣味室が設けられています。広い玄関と連なる和室には、専用のトイレとシャワーもあり、まるで旅館のよう。「お客様に泊まっていただくこともできますし、お友だちを招いて、お花やお茶の会もやってみたいですね」と奥さん。1階はおもてなしや趣味に、2階は家族の団らんに、3階は各自のプライベートに。それらがスムーズにつながれた三位一体の家で、Kさん一家の物語が紡がれていきます。

Report by Replan
和室から見た玄関の様子。ゆとりのあるスペースが確保されている。奥に見えるのは、多目的に使用できる趣味室。さらに奥の出入口で車庫ともつながっている
3階の洋室はご主人の書斎に。世界地図の壁紙が印象的
吹き抜けには2面のガラスカーテンウォールが配され、都市部の密集した住宅地でありながらも明るく快適なリビングを実現。吹き抜け上部の梁からお子さんが遊べるロープも吊り下げられている
車庫の上のスペースを活用したバルコニーは、リビングからのアクセスも抜群。高さ1m強の手摺壁に囲まれているため、路上などからの視線を気にせずに過ごすことができる
車庫の側面奥にあるエントランスと、そこから裏手に回り込むように配された縁側
コンクリート打ち放しの車庫と、レンガ調タイルやガルバリウム鋼板を使用した2・3階。シックなトーンは、周囲の家との調和を考えて選び抜かれた