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暮らしのレポート

2017.06.28

犬や猫とともに快適に暮らせる、 多彩な「居場所」が設けられた家

札幌市北区・Kさん
犬とともに過ごせる広々とした土間。鉄骨と木の踏み板を組み合わせた階段の奥にあるのは、ご主人お気に入りの薪ストーブ

北海道大学からほど近い住宅街に新築されたKさん宅。ご夫妻と中学生のお子さん、そして犬と猫が1匹ずつという家族構成です。

主寝室や水まわりなどがある1階は、なんと面積の半分が土間空間。犬がストレスなく動き回れて、一角には薪ストーブやソファも置かれています。「こんな感じで、犬とのんびり過ごせるスペースがほしかったんです」と語るKさんご夫妻は、もう何年も理想の家を思い描いてきたのだとか。

三五工務店では、その理想を丹念に聞き取り、一つひとつのカタチに磨きをかけました。「最初は直線的なプランだった土間も、私たちの要望で曲線を活かした空間にしてもらいました。それに合わせて、壁の角を曲面にする提案もいただいて」。住まい手と造り手の双方がアイディアを持ち寄りながらの家づくりは、「本当に楽しかった」と奥さんは振り返ります。

リビング・ダイニングは2階にあり、一体的な空間でありながら、多彩な「居場所」が設けられています。リビングのソファ、窓際には造作のベンチコーナー、子ども部屋の手前にはPCカウンター、そしてダイニング。この空間構成は奥様の要望で、「特にベンチは、誰にも邪魔されずに読書を楽しむために絶対にほしかった居場所です(笑)」。また、大きなキャットケージや、柱を利用したキャットツリーなど、猫の居場所も充実しています。

コンパクトな建築面積を有効活用し、見事なバランスでさまざまな理想を実現。3人と2匹の家族全員にとって、最高に居心地のいい住まいが誕生しました。

規模・面積 2階建て 約140m²(約42坪)
価格帯 3000〜3500万円(外構・杭工事は別途)
Report by Replan
土間と無垢フローリングとの境界は曲線になっており、美しく柔らかな雰囲気に。フローリングから土間を跨いで階段を上ることができる
土間の最奥部にある書斎。犬が屋内外を往来できる小さな出入口が設けられ、建物の周囲を半周できるドッグランへと続いている
2階のリビングは開口部がふんだんに設けられ、明るく風通しのいい空間に。ベンチコーナーやPCカウンター、サンルームなどが巧みに配置されている
キッチン周りの造作家具。キッチンの右側にはキャットケージや猫との共用トイレがあり、猫はケージ下部の出入口から直接トイレに行くことができる
オフホワイトのガルバリウム鋼板にウッドを組み合わせた外観。庭にはご主人お手製の薪棚も