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暮らしのレポート

2021.12.21

ちょうどいいから心地いい、道産材と毎日の楽しさが響きあう家

札幌市西区・Kさん

道産材の温もりがあふれる住空間を求めて

お仕事の関係で十勝から札幌に転居してきたというKさんご夫妻。
「2年ほど賃貸マンションに住んでいたのですが、
札幌は家賃が高く、車が2台あるので駐車場代もかさみました。
それなら、十勝に戻る予定もないので、札幌に家を建てようかという話になったんです」と
家づくりのきっかけを振り返ります。

そこでまず、市内のモデルハウスを巡ることから行動開始。
「木の温もりが感じられる、シックな雰囲気の家に暮らしたいという漠然としたイメージがあったので、
そのような家づくりをしている会社のモデルハウスを中心に回りました。
全国展開のハウスメーカーより、距離感が近くて、道産材を使っている、
地元に根ざした工務店にお願いしたいという思いもありましたね」。
こうした考えに最も合致したパートナーとして、Kさんがパートナーに選んだのは三五工務店でした。
実際に完成したお住まいも、ナラの無垢フローリングや、カラマツの梁・天井など、
道産材の温もりがあふれる空間に仕上がっています。

たくさんの理想を、コンパクトな敷地で実現

土地も三五工務店の分譲地に決め、いよいよ具体的な家づくりがスタート。
Kさんは最初にどのような要望を出したのでしょうか。
「洗面と脱衣のスペースを別にしたい、畳敷きのスペースがほしい、
ウォークインクローゼットはできるだけ広くしたい、玄関を来客用と家族用に分けたい、
吹き抜けがほしい、物置は外ではなく屋内に設けたい、ウッドデッキがほしい……けっこうありますね」と
笑うご夫妻ですが、比較的コンパクトな敷地のなかでこれらをすべて実現することができたといいます。

たとえば、玄関ドアを開けると長い土間が登場。
手前は来客用で直接リビングへ、奥は家族用で洗面スペースを経由してLDKへつながる動線となっています。
家族用玄関にはシューズクロークやコート掛けがあり、自転車2台が置けるゆとりも。
家に帰ってきて、すぐに洗面スペースで手洗いができるのも衛生的です。
ちなみに、全体的には色数を抑えた統一感のあるお住まいなのですが、
この洗面スペースには遊び心を入れようということで、
あえてシンプルではない柄のタイルを使うことにしたそう。
「とはいえ、どんな柄がいいのか、同じ柄でもカラーもいろいろあって、すごく悩みましたね。
設計を担当してくれた若林さんのセンスに頼り、相談しながら一緒に決めていった感じです」。

    

パズルのように、正解の組み合わせを追求

さまざまな要望を組み合わせながらプランを練り上げていくなかで、とくに印象的だったことは? 
「もともと畳のスペースは1階にしようと思っていたのですが、そうすると他の要素との兼ね合いで、
どうしてもその部分が建物正面から突き出てしまい、2台分の駐車スペースが確保できなくなってしまったり、
ウッドデッキの設置も難しくなると。そこで若林さんから、
畳を2階のホールに持っていくという提案をいただきました」。

この“正解”によって、すべてのピースがピタッとハマるプランが生まれたとのこと。
「全体的に私たちの要望をうまく組み合わせてくれたのですが、特に畳の件は若林さんの熱を感じましたし、
結果的にとてもいい空間構成になりました。
2階は日当たりもいいので、ポカポカしていて昼寝にも最適です(笑)」

    

さまざまに活用できる、開放的な2階ホール

吹き抜けを囲むようにして設けられた2階ホールは、1階のLDKに引けを取らないほど開放的な空間に。
階段を上ってすぐの位置にある造作カウンターは、ご主人のリモートワーク時のデスクとして、
あるいは奥さまがハマッているというジグソーパズルの作業台として活躍しています。

奥に進むと電子ピアノが置かれ、さらには畳スペースが一体的につながっています。
「友人が遊びに来たときには、ここでみんなで演奏を楽しんでいますね」。
ご主人はギターやカホン、奥さまはピアノ。隣室のことを気にせず、自在に音を奏でられるのは、戸建て住宅の大きな魅力といえるでしょう。ちなみにこの畳スペース、天井に2つのロールカーテンが。
「家族が泊まりに来たときなどに、これを降ろすことで簡易的な部屋になるんです」。
ちょっとしたアイデアで、1つの空間の用途を一変させることができるのですね。

     

ウッドデッキを介して、外までリビングが拡張

さて、畳を2階に上げることで確保できたウッドデッキは、どのように活用されているのでしょう。
建物自体は敷地前の道路からセットバックして建てられているため、正面には広々としたスペースが。
ここに2台分の駐車エリアと、コンクリート敷きの前庭が割り当てられました。
ウッドデッキは、前庭とリビングをつなぐ縁側のような存在で、リビングのガラス戸を開けてアクセスできます。

「デッキに座ったり、物を置いたりできるので、友人とバーベキューをやるときはとても便利です。
暖かい季節には、ふたりでここに座ってビールを飲みながら涼むのが最高ですよ(笑)。
料理を持ち出して食べることもあります」。
LDKとダイレクトにつながっているので、準備やお代わりなどもスムーズに行えそうですね。

   

細部の適正サイズが、毎日の快適を生み出す

ところで、お料理はどちらが? 
「ふたりともつくりますが、主人のほうが多いかもしれないです」と奥さま。
そこでご主人に得意料理を聞くと「適当に何でもつくりますが、ピザは好きですね。生地からつくります」。
すると奥さまが「あっ、キッチンや洗面台の高さにはこだわったよね」と思い出してくれました。
おふたりとも高身長のため、賃貸マンション暮らしのころは高さが合わないアイテムがかなりあったのだとか。「それも注文で家を建てたかった理由のひとつですね。
ここに住みはじめてから、帰ってくるのが楽しみになりました」。

細部に至るまで暮らす人にフィットした家づくりこそ、本当の心地よさを生み出せるのですね。
さあ、この快適なお住まいで、これからどのように暮らしていきましょうか。
「リビングにも庭にも緑は増やしたいですが、モノはなるべく置かず、シンプルな雰囲気を維持したいです。
そんな空間のあちらこちらで、楽器を演奏したり、バーベキューをしたりして、
ワイワイ、ゆったり、楽しく過ごしたいですね」