Works
暮らしのレポート

2018.06.28

吹き抜けから注ぐ暖かな陽射しと、表情豊かな木々に包まれて暮らす家

江別市・Fさん
リビングから見たダイニング・キッチン。「料理をしながら子どもたちの様子を見たり、みんなと会話ができるアイランドキッチンが気に入っています」と奥さん。ウォールナットのダイニングテーブルは空間に合わせてデザインされた

江別市の閑静な住宅地に建てられたFさん宅。玄関を入ると、1階の最奥部まで見通せる廊下が伸びています。右側の壁面には手前から奥に向かって収納棚、PCカウンター、冷蔵庫に食品庫、洗面コーナーなどがずらり。

三五工務店が最初に提案したプランを見た瞬間、この廊下がとても気に入ったというFさん。「買い物から帰ったら、冷蔵庫や食品庫に荷物を入れ、洗面台で手を洗うなど、スムーズな暮らしのイメージがすぐに浮かんできたんです」。

廊下の左側にあるLDKは、曲面を使った木壁などで廊下と緩やかに仕切られているのが印象的。そのLDKに足を踏み入れれば、吹き抜けの大開口から注ぐ光と、随所に用いられた木々にやさしく包み込まれます。柱や梁にはカラマツ、床にはナラ、テレビ背面の壁にはアカシアと、道産材も豊富。「積極的に道産材を使っているのも三五さんの魅力です。家を建てることで、少しでも北海道の経済に貢献できるなら、それはとてもうれしいことだと思いました」。

このほかウォールナット、タモ、チェリー、レッドシダーなどが適材適所に配され、多彩な木の表情が楽しめます。「自分でもいろいろと調べ、打ち合わせの際に意見を聞きながら素材などを決めていきました。とても楽しい時間でしたよ」とFさんは振り返ります。

吹き抜けの向こう側では現在、中庭づくりが進行中。芝生にウッドデッキ、そしてここにも数種類の樹木が。屋内外ともに木々に包まれた、四季折々に姿を変える家で、ご家族の温かな暮らしがゆっくりと紡がれていきます。

規模・面積 2階建て 約150m²(約45坪)
価格帯 3500〜4000万円(外構・杭工事は別途)
Report by Replan
写真手前の空間は、将来的に2つの子ども部屋になる予定。まだ壁を入れずに奥のフリースペースと一体化し、2階を広々と使っている
LDKの全景。廊下との境界に設けられた、木立のような飾り柱が空間のよいアクセントに
リビングと廊下を仕切る木壁にはレッドシダーを用いた。上部を開け、曲面にすることで開放感を出している
玄関から見た廊下。ダークグレーのタイル床にすることで、LDKとは異なる空間の役割を明確にしている。木壁の曲面の裏側はマグネット対応のホワイトボードになっており、家族の掲示板として活用されている
2つのボウルを並べて使い勝手をよくした洗面コーナー。ドアがないのでキッチンや洗濯脱衣室へスムーズに移動できる
広々とした芝の中庭と囲いを設けたウッドデッキ。周囲の視線を気にせずに外でくつろぐことができる
深いトーンのガルバリウム鋼板と道南スギで構成された落ち着きのある外観。2台停められるカーポートの奥には広々とした中庭がある