Works
暮らしのレポート

2016.12.13

大開口から景色を取り込む広々とした空間で、 家族と豊かな時間を過ごす家

札幌市清田区・Mさん宅
1階は玄関から入ってキッチン、ダイニング、吹き抜けのあるリビングと、一体感のある広々とした空間に。ステンレス製のアイランドキッチンはご主人のこだわり

自然林が豊かな緑地のそばに建てられたMさん宅。「緑が見える家をテーマに土地を探して1年ほど、ついにここを見つけることができました」とMさんは笑います。一方で家づくりのパートナーには迷いなし。シャッターメーカーに勤めるMさんは、もともと三五工務店とおつきあいがあり、その丁寧な仕事ぶりを間近に見ながら、「自分の家は三五さんで」と決めていたそう。

設計はもちろん、緑地を軸に進められ、1・2階には木々の姿を美しく切り取る多様な開口部を配置。「こちらの思いを理想的なかたちで提案していただきました。しかも緑地側はすべて、風景をやさしく取り込んでくれる木製サッシに。まだ冬しか過ごしていないので、緑の季節が楽しみです」。

冬といえば熱効率も気になるところ。1階にはワイドなガラス引き戸、吹き抜けにはカーテンウォールガラスといった大開口を設けていますが、問題はないのでしょうか。「高品質な断熱材を使い、暖房も効果的に配置されているので、Q値(熱損失係数)はしっかり抑えられています。晴れた日中は暖房も必要ないほどですよ」。

そう言いながらMさんが見渡すリビングを暖かに包むのは、シックに塗装された道産カラマツの柱や梁にアカシアの床。リビングは玄関やダイニングともシームレスにつながって、大空間を形成しています。「外の景色を取り込める広々とした空間で、家族や仲間と一緒に豊かな時間を過ごしたかったんです」と願うMさんにとって、最高に居心地のいい家が誕生しました。

規模・面積 2階建て 約120m²(約36坪)
価格帯 2500〜3000万円(外構・杭工事は別途)
Report by Replan
玄関やトイレのスペースを斜めに区切ることによって動きのある空間構成に
写真右手にある6枚の引き戸を用いてキッチン収納などを覆い隠し、空間をすっきりと見せることができる
表情豊かなアカシアの無垢材をメインに、窓側の土間へとつないでデザインに変化をもたせたリビングの床
写真右手にある6枚の引き戸を用いてキッチン収納などを覆い隠し、空間をすっきりと見せることができる
落ち着きのある造作家具でまとめられたユーティリティ。上部に採光窓が設けられ、ほどよく明るい空間に
表情豊かなアカシアの無垢材をメインに、窓側の土間へとつないでデザインに変化をもたせたリビングの床
造作デスクを設置した2階のフリースペース。2階の天井は、美しい道産カラマツの構造材を見せるデザインで統一
主寝室の一角に設けた書斎スペース。2面の窓からは緑地をパノラミックに眺めることができる