
札幌市東区の住宅街の角地に建つTさん宅。2枚の片流れ屋根、シックな黒塗りの壁、そして美しい道南スギの板張りという組み合わせで存在感を放っています。
三五工務店が最初に提案したのは、平屋根で一部にレンガ壁を使用した外観でした。そこから打ち合わせを重ね、形状も素材も、徐々に現在の姿に近づいていったそうです。奥さんは「設計を担当していただいた方との話が弾んで、どんどん脱線するんですが(笑)、そのなかで私たちの潜在的な希望をうまく引き出してくれました」と振り返ります。
これはもちろん、外観の話だけではありません。奥さんが特に迷ったというキッチンは、位置も向きもいくつかの検討がなされ、それにともない和室や愛犬用ケージなどの位置も調整されました。「漠然としたイメージを言葉や写真で伝えると、それを具体的な形として提案していただける。その繰り返しによって、本当に私たちにとっては理想的な家になりました」とTさんも笑顔です。
そもそもご夫妻には、木の温もりを感じられる家で暮らしたいという希望があり、それを得意とする三五工務店を家づくりのパートナーに選んだとのこと。「室内の梁や天井、庭に出ればパーゴラや植栽など、どこにいても木に包まれてリラックスできます。まだ小さい息子は、愛犬と一緒に木々の周りを駆け回っています。息子の成長とともに、家も育てていきたいですね」。徐々に理想形に近づいたお住まいは、これからもご家族の暮らしに合わせて少しずつ進化していくことでしょう。
Report by Replan





