商業木造建築
【札幌市中央区】cafe侘と寂/飲食店
施工時期 | 2025年6月 |
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構造規模 | 木造2階建て |
延床面積 | 102.61㎡(30.98坪) |
設計・施工 | 株式会社35design |
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建主名 | 株式会社re.moba |
住所 | 札幌市中央区宮の森2条7丁目1-1 |












札幌南区にあるアウトドアショップ兼カフェ「sabi」の姉妹店として、リノベーションされた木造2階建ての民家で1階をカフェとしてテナント活用した実例です。
ライフスタイルの提案を兼ねた雑貨販売や、思わず真似したくなる家具コーディネート・内装デザインにしたいというご要望と合わせ、元々あった和室を活かしつつ、店名にちなみ華美になりすぎない和の要素と落ち着いた内装で空間を演出しました。
カフェスペース正面には、奥深い木目が特徴のラワンで仕上げたカウンターを造作。
下がり天井と背面棚に囲まれることで、正面から見るとカウンター全体がひとつのBOXのように見えるデザインに。
店舗の象徴として、訪れる人の印象が残るよう設計しています。
天板の一部には、水はけのよい札幌軟石を採用し、テイクアウトドリンクの受け渡しがしやすい幅にもこだわりました。
カウンターだけでなく、造作ベンチや雑貨販売棚もラワン材で統一し、店舗全体を落ち着いたトーンにまとめています。
取り除けない柱は空間を仕切る役割として活用し、テーブル席をレイアウト。
造作ベンチを設置して既存の壁を背もたれに利用するなど、空間を有効に使っています。
庭に面した大きな窓の前にはラウンドチェアを置き、ゆったりと景色を楽しめる席に。
半個室の畳スペースには身体ごと身を任せられるビーズクッションを配置し、場所によってさまざまなカフェの過ごし方を提案しています。
店名ロゴは、社内で師範資格を持つスタッフが担当。
手書きの中にも洗礼されたデザインのオリジナルフォントは真鍮の切文字として外観・内装の両方に使用しています。